なつかノート

日々を丁寧に生きる人の考察メモ

日本のデザインミュージアム実現に向けて展

 

企画展「日本のデザインミュージアム実現にむけて展」

 

に先日行ってきました。

入場料は現地で見て、自分の中で消化して、こうやって文章にするところまでを含んでいると考えているので、早くアウトプットしようと思います。

特に、この展示は写真撮影が禁止だったので、紙のメモしかありません。自分の中で消化するどころか、昇華していってしまうので急いで書きます。

 

日本のデザインのアイデンティティ

日本のデザインには流れがあり、それが年表として表示されていました。

想像しやすいものとして、「素材」「空間」「わび、さび、すき」など独特の孤独感でしょうか。

そこに近年ではシステマティックさなどが加わってきているというのも頷けます。

2008年に追加されたのは「心くばり」。また少しほっこりとした空気が日本のデザインには必要になってきているのかもしれません。

 

とはいえ近づかずに見ていたのでもしかしたら展示したかった趣旨とは違う感想を抱いているかもしれませんが。

 

CREATING ZONE

今までの色んな展示を4つに分けてサマリーを展示していました。

まずはCREATING ZONEの5つ。

 

企画展 「倉俣史朗とエットレ・ソットサス」展

「夢の友愛」という垂れ幕があり、二人の作品の一部が展示されていました。

全く違うデザインをする二人なのですが、一緒に展示すると相性が良いんだろうと思います。

展示してる時に見られたら良かったなぁと思いました。

 

企画展「田中一光とデザインの前後左右」

「デザインは十字路に立つ」という垂れ幕があり、なんのことか最初分からなかったのですが、永遠と刹那、雅と俗、東と西、と、このように両極端にあるものの中のどこに行こうか十字路で見渡す、ということだと分かってぐっと惹かれました。

 

LINKING ZONE

日本の伝統を感じさせる展示エリア。

「食・住の気品」の垂れ幕の下にあった駄菓子とお麩の郷土品が可愛らしく、本物を見てみたいと思いました。

 

MAKING ZONE

21_21 DOCUMENTS  –  デザインレクチャー3「照明とデザイン」を開催

(↑ブログしかなかったです)

のところにあった、結晶の椅子が簡単なようでやらないことなので面白かったです。

静かなデザインが多くて、この展示も見たら面白かっただろうな、と思います。

 

企画展「骨」展

デザインの骨格

デザインの骨格

 

を以前読んだことがあったので、弓曵き小早舟の現物を見られて感動しました。

唯一見たかったものが見られて感動した瞬間でした。

 
FINDING ZONE

「デザインあ展」

これは実際に行った展示だったので、サマリーに少しがっかりでした。

 

企画展 佐藤雅彦ディレクション 「“これも自分と認めざるをえない”展」

サマリー見ただけでも、なんで見に行かなかったんだろうと悔いが残りました。

色々と自分を見つめ直す方法を示唆してくれていそうで面白そうでした。

 

企画展 藤原 大ディレクション「カラーハンティング展 色からはじめるデザイン」

これも行きました。リーフレットにもなっていたスカイダイアリーが一番いい展示だったのでまた見られてよかったです。

 

 

日本にデザインミュージアムを、が根底にある展示だったと思います。

確かに、クラシックな美術館か個人的なデザインミュージアムしか日本にはないかもしれませんね。

 

個人的には展示の見応えがあまり感じられず、ちょっとつまらない感じがしました。

次の企画展を楽しみにしたいと思います。