なつかノート

日々を丁寧に生きる人の考察メモ

海からの贈物

今日は沢山文章をアップできているのですが、それは休暇を取っているからです。

下書きにあった話題についてガンガンと消化していきたいと思います。

 

 

先日、女性誌を眺める機会があり、そこで紹介されていた本に目が向き、すぐに手に入れたくなり、本屋さん2件巡ってもないので、ダメもとで古本屋さんに行ったら安値で売られておりました。今日の世の中って便利ですよね。

 

海からの贈物 (新潮文庫)

海からの贈物 (新潮文庫)

 

 

新しい本ではないので、普段、易しい文章しか読まない私には言い回しがちょっと難しく、読みにくい部類に片足入ったものでしたが、内容が物凄く良かったので書き残そうと思います。

 

この本はとてもよく練られたエッセイなんだと思います。

著者についての詳細な記述もなく、無駄な部分をばっさり削ぎ落としているので、時代を感じさせることもなく、抽象化されているので、日記のようなエッセイとは異なっています。

この抽象化された内容が、国、年齢、立場、全ての女性達に通ずる内容なのでAmazonでの評価も高いんでしょう。

 

1回さらっと読んだだけですが、心に静けさを得られるような内容でした。

日々の暮らしは雑多なことが多く、複雑で煩い。でも、その中で生きなければならないときに、忘れない方がいいものを書き残してくれています。これ以上、細かくこの本についてサマリーを書けるほど、私の読書感想文能力は高くないので、これくらいにします。

 

Webで1ページにまとめられた「生きていくのに~な○か条」みたいなフレーズのページも、さっと新しい空気を取り込めて好きなんですが、さっと心から過ぎてしまうことが多くて、立ち止まれないんですよね。

それに比べて、薄いながらも濃い本になっていると、戻ってこられる良本として捨てられなくなりますね。

 

今度、海に行く時にこの内容を思い出せればいいなぁと思います。